MM第1号のドイツ戦車兵を組む その4

 このキットを開封した時、やけにむくんだ印象を受けました。
 ドイツから輸入した工作機械で原型を縮小しながら金型に彫刻する作業に不慣れだったのでしょう。
 もしくは原型自体が、どこまで彫刻が再現されるか分からなくて抑え気味の表現にしたのかも知れません。
 いずれにせよ最初のキットはこのような製品となりました。
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 しかし写真で見ると、不明瞭ながらも頬骨の表現が有り、口元には表情が浮かんでいます。
 箱絵からのインスピレーションと掛け合わせて、原型が本来表現したかった事が隠れていると思いました。
 それを彫り出して戻すのが今回のハイライトになります。
 結果はこうなりました。
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 箱絵を参考にゲルマン人の特徴を押さえつつ、ほうれい線を引いて頰の位置を確認します。
 右の頰に膨らみが足りないため、左頰から立体感が出るように頬骨から下を僅かに削りました。
 右は左に合わせて更に慎重に削ります。
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 次に左耳から顎の先へ向けての下顎側面を、頰がこける感じに削ります。
 歳を重ねた精悍な印象を加えて、むくんだ印象を消し去りました。
 これだけでも随分と格好良い表情に変わります。
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 更に薄い唇の周辺を彫り込んで、引き締めた口元を表現します。
 左側に凹凸が不足しているので箱絵を参考に彫り込みます。
 右側は肉厚が薄いので大胆な彫刻が出来ません。
 ヒートペンを使うには場所が難しいので、左と違和感が感じなくなる程度に軽く合わせました。
20200111203406dc1.jpg
 納得出来る顔付きになったところで、ヘッドフォンや襟の境目を罫書いて境界を明確にしました。
 左腕はヒートペンで大まかに皺を付け直し、右腕と同様に修正する予定です。
202001112042431a9.jpg
 ここまでに使用した工具です。
 2種のナイフだけで、ほぼ全ての修正作業を済ませています。
 ヒートペンの使用はジャケットの襟足と左腕だけです。
 加工後のささくれは速乾性の接着剤を塗って均しています。


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仮名の世界忍者"Roger SSK"

Author:仮名の世界忍者"Roger SSK"
 1960年代から90年頃までの模型シーン再現を主軸にした模型全般の製作記録です。
 それ以外でもミリタリーミニチュア、フィギュア、オリジナルSFなどを守備範囲としています。
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