MM第1号のドイツ戦車兵を組む その7 基礎工作終了編

 ちょっとした出来心から不用意に手を加えた、最初のミリタリーミニチュア「ドイツ戦車兵」のフィギュア。
 僅かな道具を駆使して、ようやく一応の決着が付きました。
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 バランスは悪くないものの、固肥りしたような体型にナイフを入れて微妙な贅肉を削ぎ落とす事から始めました。
 それは案の定、面倒ですが面白い工作となりました。
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 記念すべきMM第1作の特徴を改修で塗り潰さないため、胸から腰まで垂れ下がるコードの彫刻は一切削らない縛りを課しました。
 そのために胸から腹に加える皺は非常に面倒な作業となりました。
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 加工は正面から右回りに進めました。
 右腕からの作業がイメージし易かったからです。
 不自然さを感じた皺以外は、許せる限り残す方針としました。
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 背中には全く表現が不足して皺も何も有りませんでした。
 手持ちに有った近年のMMフィギュアを参考に、縫い目と皺を加えました。
 抜き加減で省略されたホルスターの蓋や肩章も彫り、襟の幅を広げています。
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 逆に下半身には全く手を加えませんでした。
 将来は戦車に乗せる積もりが有ったのと、根気が続かなくなると思われたからです。
 尻当ての補強など、判っていた表現も敢えて追加しませんでした。
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 難関は左上腕でした。
 イメージだけでは形を追い切れず、作業する内に皺を削り落とし過ぎて平坦になってしまいました。
 どうしてもパテ類を使わずに直したかったので、ヒートペンで肉を盛り直しています。
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 実物の軍服を取材した写真に類似した生地のコートを着て、皺の寄り方を確認しました。
 その甲斐あって二度目はリアルな皺の表現に成功しました。
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 顔はゲルマン人らしく無い、のっぺりした印象を拭うために頰骨を強調して彫刻しました。
 箱絵を参考に口元に抑揚を付け、精悍な職業軍人らしい顔貌としました。
 0.1ミリ以下の微妙な削り加減が非常に難しい作業でしたが、厚みが有る円刃のナイフ1本での作業は大層面白かったです。
 襟元や袖口も彫り込み、ぼやけた境界を印象くっきりに手直しています。
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 プラ素材のみで作業を進めたのは、ナイフの切り込み痕を速乾する接着剤で均すためです。
 作業の都度で表面に塗り、無改造の範囲と質感が食い違わないよう揃えます。
 布生地のゴワっとした質感も表現に加わり、とても良い印象となりました。

 本来なら塗装に入りたい所ですが、喉元に有る筈の送話器が無く、このままではヘッドホンと送話器に繋がるコードの表現が中途半端になります。
 しかしこれは流石にパテ類での作業となるため、戦車に乗せる際に追って追加工作をしたいと考えています。

 それでは一旦ここで終了としたく思います。
 長らくのお付き合い有難うございました。
 次に巡る模型世界をご期待下さい。では!
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コメント

コメント(2)
流石ですね‼
おお( ≧∀≦)ノ
ちょっとチェック出来ていなかったうちに 完了まで進められていたんですね‼
このサイズとなると、1mm以下の造形が大きく見映えに影響するものなのだと 改めて考えさせられました‼(*’ー’*)ノ

こだわりの度合いで、何処までも手を加えられると思われますが そうなるといつまでもゴールへ辿り着けませんし 段階的に進められて行くのは流石の手法と思いました‼( ≧∀≦)ノ 出来上がったものに手を加えて行くには かなりのレベルの問題意識を持つことが必須だと思いますが、自分ももう人踏ん張り出来たら良いなあと思います(*’ー’*)ノ

TAKI ちゃん

2020/01/15 URL 編集返信

仮名の世界忍者"Roger SSK"
何とか形になりましたw
7回も書きましたが、本質的には今回の記事だけで良いかとw
まぁ能書きばかり多くてアレですが、一応「らしい」内容にまとまってヤレヤレです。😃

今回までに4種の工作記事を書いて気付いたのですが、プラモって実は色を塗らなくても良いのではと思えてきました。
色塗りも楽しいけど、単に形に成すだけでも充分有りなのでは?
工作自体が楽しくて色を塗らなくても良いとする価値観を、本気で見出しても良い時かも知れません。

ロジャー・サスケ

2020/01/15 URL 編集返信

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仮名の世界忍者"Roger SSK"

Author:仮名の世界忍者"Roger SSK"
 1960年代から90年頃までの模型シーン再現を主軸にした模型全般の製作記録です。
 それ以外でもミリタリーミニチュア、フィギュア、オリジナルSFなどを守備範囲としています。
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