ウォーカーマシンを作る:小ダッガータイプ その9

 10月になりましたが如何お過ごしでしょう。いよいよ今年度も残り半年です。
 9月末はネットコンペ【酒餅X】のエントリー締切日でした。
 まずは無事に一応の完成を得ましたのでご覧下さい。
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 最後の追い込みは昨日の朝から夕方までの間でした。
 月曜から火曜日にかけて職場の大仕事を無事に完遂して後片付けを終えた後、猛烈な疲労感で早々に帰宅しました。
 明けて水曜日の日中を最後の勝負時と定めて手順を組み立てつつ眠りました。
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 構想していた「青系の基本色に赤系の色がにじむ機体」の再現に選んだマーカーです。
 10年前に購入したリアルタッチピンクの使い所が初めて訪れました。
 ぼかしペンは新旧2本を使い分けて、ピンクの乗り具合を調整します。
 灰色と黒色は極力使わずに要点のみとしました。
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 使用した塗料の一覧です。
 右から3本までが基本色で、メタルコートのアイアンは銃身と各部の金属色に、エナメルの黒色はキャビンの窓に使いました。
 手前の小道具は窓枠の仕上げに使用しています。
 限定された時間内に追い込まれた事が、色々と従来の限界を突破する原動力になりました。
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 基本色に丸2日も乾燥時間を当てて充分に乾燥させた後にマーカーのピンクを乗せ始めました。
 ところがしばらくすると指がべた付き始めます。
 なんと表面の塗装が溶け出している感じなのです。
 どうやらコーラルブルーがトラブルの主原因だったようです。
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 長く触ると手汗で塗膜が剥がれ落ちるので、持つ場所を工夫しながら乗り切ります。
 各部の縁に見える白色は実際に剥がれ落ちて見えた下地です。
 ピンクのマーカーは塗装表現に予想以上の効果を発揮しました。
 塗って行く度に様子が変わり、最後は写真から大きさが判断し辛くなるほど巨大感が出ました。
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 後部デッキの手すりは塗装中に外れかけたため、再接着しようとして塗膜を傷めてしまいました。
 エアブラシで塗った表面でしたが、筆塗りで対処して何とか事無きを得ました。
 敢えて言わない限りは写真で見ても分からないと思います。
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 銃身は金属色でないと締まらないのでアイアンを筆塗りして磨き出し、黒色のマーカーで墨入れしました。
 側方の抉れた面と動力パイプは灰色で墨入れしていますが、ほとんどのパネルラインはピンクで行いました。
 彫りの薄い線も描き込むようにして視認出来る様に強調しました。
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 全体の色遣いはロマンアルバムに掲載されたダッガータイプの1カットを参考に決めました。
 ちょうど近似色だったのが幸いして大まかな塗り分けは早く決まりましたが、歯車風にアレンジされた関節部だけは最後まで悩みました。
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 それでは機体への乗り降りを解説します。
 最初に直立姿勢から降着姿勢に移行します。
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 本体が座り込んだらキャビンを載せたアームが水平を保ったまま前方に展開します。
 アームは伸び切らずに,キャビンの降下に合わせて本体も前傾姿勢を取ります。
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 生活物資などは一旦キャビンに積み込み、機銃座の下に有る倉庫へと昇降の度に運び込む手筈です。
 本体は乗組員が残っていると前方に投げ出されるほど傾きますが、惑星ゾラの住人なら笑っていなせることでしょう。
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 途中で足踏みする製作となり、もう少し作り込める余地が残っていますが、スケジュール管理も含めて今はここまでの実力としてコンペに投稿しました。
 ここからまた折を見て、他のウォーカーマシンと合わせて完成度を上げて行ければと思います。
 それでは後日に公開される「酒餅X」のエントリー作品と共にお楽しみ下さい。
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コメント

コメント(4)
完成おめでとうございます。
期限内の完成おめでとうございます。
こんな色の重機はよくありますので、そういうイメージなのでしょうか?
ど派手な色なのに重機関銃で武装している所が面白いですね。
自動車のタイヤが黒いのと同様にザクのスリッパも黒いし、地面に接する部分は暗色であるイメージがあったのですが、この作品をみるとボディ色でも違和感が無い物だと勉強になりました。
次の作品も楽しみにしています。

TW200

2020/10/04 URL 編集返信

仮名の世界忍者"Roger SSK"
ご声援有り難うございます。
もう本当に間に合わないかも知れないと思いました。
ご想像の通り、色合いは現実の重機と劇中の作画を合わせました。
これを実現したかったのが半分、キャビンの移動を実現したいのが半分で頑張りました。
無法が法の世界観なので、装備する機関銃は大きいのが良いですよねw

ロボットの足元を黒くするのは無意識に肯定しがちですが、ダッガーは設定時から同色でした。
劇中でもこの色合いで登場していて、立体でも違和感無くまとまったので良かったです。
むしろギア模様の関節で色が途切れないように塗り分けるアレンジに手間取りました。
今後ともよろしくお願いいたします。

ロジャー・サスケ

2020/10/04 URL 編集返信

祝 完成
整理されたカラーリングでスッキリとした佇まいが良いですね‼( ≧∀≦)ノ
そして 昇降機能つきのコックピット 
エポックメイキングです‼( ≧∀≦)ノ

塗膜がべたつくとのことですが トップコートとかで抑えられないものでしょうか?
スケジュールがあると マイペースで進めにくいですが それにより集中力とか取捨選択で精度は高まった結果 昇華される感じですね‼(o´▽`o)ノ

TAKI ちゃん

2020/10/06 URL 編集返信

仮名の世界忍者"Roger SSK"
自分が見た事の無いものを
模型趣味を長年続けていますと、一度も見た事が無いものや、誌面でしか見た事が無いものを作りたくなります。
今回は正にそうしたアイディアを具現化した作品となり、とても感慨深いものでした。

塗膜については、四半世紀も昔の塗料なのがいけなかった気もします。
在庫でもそうですが、いつまでも古い品物を後生大事に保持しては駄目なのかも知れません。
それこそ大型冷凍倉庫でも無ければ劣化が防げないのですから。
…………痛い!痛い!!痛い!!!(白目)

ロジャー・サスケ

2020/10/06 URL 編集返信

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プロフィール

仮名の世界忍者"Roger SSK"

Author:仮名の世界忍者"Roger SSK"
 ここは1970年代から現代までのキャラクター模型を主軸にした模型全般の製作記です。
 他にミリタリーミニチュア、フィギュア、古典キットなども守備範囲としています。
  拍手・感想を頂けますれば、大層嬉しゅう御座います。何卒。

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